相手を許すにはどうしたらいいですか

どうしても許せない相手がいる


長年のリピーター様からのお悩みでございます。

「先生お疲れ様です。
先日はありがとうございました。
質問、アドバイスを頂きたく連絡しました。
私はどーしてもマイナス思考、相手を悪く思う癖があります。
相手を許す気持ち、行動はどのようにすればよろしいでしょうか?
お手数ですが、時間がある時にご教示ください。」

とのご質問をありがとうございます。

どうしても

難しい人間関係、複雑な社会、格差がある世の中では

相手を悪く思ってしまうことってありますよね。

お答えは

「依存心を手放せば相手を許すことができる」

です。

ちょっと意味がわかりづらいですよね。

詳しくご説明いたします。

期待と依存心


期待と依存心は似て非なるものですが

連動してる部分もあります。

例えば

子供は

「作家になりたい!」

「お花屋さんに憧れる」

と夢があるのに

親が

「優秀な高校に行きなさい」

「東大に行きなさい」

「医者になりなさい」「弁護士になりなさい」

「一流企業に勤めなさい」

と言います。

これらは全て子を思う親心のように見えますが

魂的には親子といえど別です。

もし子供が親の言う通りの学歴や会社に勤めなかったら

どう思うでしょうか。

「あれだけ言ったのに」

「いつか親の気持ちがわかる」

などと恨言になっているのは

親は子供に「期待」という「依存」をしてしまっているのです。

真の愛は相手を信じ抜くこと


では真の愛や真の期待、とはどのようなことでしょうか。

親子で言えば

しっかりと親の役目を果たし

「あなたが進みたい道をできる限り応援しますよ」

とどっしりと構えていることです。

もし子供がどこかで心が折れそうになったら

「いつでも帰っておいで、ここで休んでまた

世の中に学びに行きなさい」

と安全と信頼を積み重ね

また羽ばたかせてあげることです。

これが大我の愛です。

愛の反対は憎しみではなくて無関心


話を元に戻しますが

もし全く期待をしてない相手がいたとしたら

その相手が

大成功をしてようが

大炎上をしてようが

全くお構いなしですよね。

そう、許すも許さないも「無関心」です。

あなたがまだ

「相手が悪い」と思う気持ちがあると言うことは

その相手に期待や依存があると言うことになるのです。

会社や世の中で相手が明らかに悪いことをしてる


このような場合はしっかりと規則や

法律に則って、粛々と進めればいいのです。

ですがきっとご相談者様は

お相手を悪く思いながらも

「許すにはどうしたらいいですか」と

書いてらっしゃるのですから相当苦しんでらっしゃるのでしょう。

であれば簡単。

あなたはまだお相手に期待や依存のような感情を

きっとお持ちなのかもしれません。

それをご自覚なさって

真の親子の愛のような大我の愛にするか

全くの無関心になるか

どちらかにすれば許すことに近づくでしょう。

最後までお聴きいただいてありがとうございます。

それではまた次回の講釈で

ありがとうございます。